ZoomやTeamsの文字起こしがあればAI議事録ツールはいらない?

ZoomやMicrosoft Teamsを会社で使っていると、

「文字起こし機能があるならNottaなどは不要?」
「Zoom AI Companionの要約で十分では?」
「TeamsのCopilotやRecapがあるのに、別のAI議事録へ課金する意味はある?」

と迷うことがあります。

結論|会議がZoom・Teams内で完結し、要約・保存・共有まで足りるなら専用AI議事録はいらない

ZoomやTeamsの標準・AI機能だけで会議後の仕事が十分減っているなら、専用AI議事録ツールを追加する必要はありません。

2026年8月時点で、Zoom AI CompanionのMeeting Summaryは、会議の音声認識データをもとにAI要約を作成し、会議後にメールやZoom Chatへ共有できます。必要に応じて会議トランスクリプトも保持できます。対象はZoom Workplace Pro以上などです。

Microsoft Teamsでも、録画または文字起こしされた会議はRecapから録画・トランスクリプト・共有ファイル・ノートなどを確認できます。Teams PremiumまたはMicrosoft CopilotライセンスがあればIntelligent Recapも利用でき、AIによる要約・話者・タスク等を確認できます。

さらにMicrosoft 365 Copilotでは、Teams会議中・会議後に、

  • 重要な論点
  • 誰が何を話したか
  • アクション項目

を整理して質問できます。

つまり、

Zoomだけで会議する会社
または
Teamsだけで会議する会社

で、

文字起こし
↓
AI要約
↓
会議後の確認
↓
社内共有

まで既存環境で完結しているなら、

Nottaなどを追加しても機能が重複する可能性があります。

専用AI議事録を追加するのは、

Zoom・Teamsにない機能によって、さらに人の作業を減らせる場合

です。

まず「文字起こしがある」と「議事録業務が終わる」は別

ここは分けて考えた方がよいでしょう。

文字起こしは、

会議で話した内容をテキスト化する機能

です。

しかし会社で欲しいのは、

全文文字起こし

ではなく、

何が決まったか
誰が何をするか
期限はいつか
後からどこで探せるか

という議事録かもしれません。

たとえばTeamsでは、通常のRecapでも録画・トランスクリプトなどを一つの画面で確認できます。さらにIntelligent RecapではAI機能が追加されます。

ZoomもMeeting SummaryでAIによる会議要約を作成でき、会議後に共有できます。

そのため、

Zoom・Teamsの文字起こししか使っていない

会社と、

Zoom AI Companion・Teams Copilotまで使っている

会社では、専用AI議事録の必要性がかなり違います。

Zoomを使っている会社ならAI Companionでどこまで足りるか確認する

Zoom AI CompanionのMeeting Summaryでは、ホストが機能を有効にすると、会議後にAI生成されたサマリーを参加者へ共有できます。会議中に「Generate transcript」を有効にしておけば、トランスクリプトも残せます。

さらにZoomでは、保持されたMeeting Summaryのトランスクリプトを管理画面から検索・ダウンロード・削除できます。会議ID、ホストのメール、キーワードなどで検索可能です。

つまり、

会議
↓
要約
↓
トランスクリプト保存
↓
後から検索

くらいまでなら、Zoom内でかなり完結します。

この状態なら、

「AI議事録という名前だから」

という理由だけで別サービスへ課金する必要はありません。

ZoomはTeams・Google Meetの会議にもAI Companionを参加させられる

2026年時点では、さらに境界が曖昧になっています。

Zoom AI Companionは、一定のZoom Workplaceプラン等で、Google MeetやMicrosoft Teamsなど第三者プラットフォームの会議へ参加させる機能も提供しています。

AI Companionを参加者として招待すると、

会議へ参加
↓
文字起こし
↓
要約
↓
会議後の質問

まで利用できます。

つまり、

「Zoomしか使えないから専用AI議事録が必要」

とも限らなくなっています。

すでにZoom Workplace Pro以上などを契約している会社なら、

他社Web会議もZoom AI Companionで処理できないか

を先に確認する価値があります。

Teamsを使っている会社ならRecapだけでもかなり残せる

Microsoft Teamsでは、録画または文字起こしを行った会議について、Recapから、

  • 録画
  • トランスクリプト
  • 共有ファイル
  • ノート
  • アジェンダ
  • フォローアップタスク

などを確認できます。

この状態なら、

「文字起こしテキストをダウンロードして別AIへ貼る」

必要性はかなり減ります。

さらにTeams PremiumやMicrosoft Copilotを使えばIntelligent Recapが利用でき、会議内容をAIで整理できます。

会社の仕事が、

Outlook
Teams
OneDrive
SharePoint

などMicrosoft環境へ集約されているなら、

議事録だけ別サービスへ出すよりTeams内に残す

方が管理しやすいケースもあります。

Teams Copilotがあるなら「議事録を読む」より質問できる

Microsoft 365 CopilotをTeams会議で使う場合、

「何が決まった?」
「私は何をする?」
「A案について誰が反対した?」

など、会議内容に対して質問できます。

Copilotは重要な議論を整理し、誰が何を話したかやアクション項目を示します。

これは単純な全文文字起こしとの大きな違いです。

つまり、

Teams文字起こし
だけなら
専用AI要約サービスを足す価値があるかもしれない。

しかし、

Teams文字起こし+Copilot+Intelligent Recap

まで使っているなら、専用AI議事録との重複がかなり増えます。

Teamsでは文字起こしなしで会議中だけCopilotを使うこともできる

Microsoft Teamsでは、設定によっては文字起こし・録画を残さず、会議中だけCopilotを使用できます。

この場合でも会議中にノート作成やタスク整理ができます。

ただし会議終了後にCopilotをRecapから利用したい場合は、文字起こしまたは録画が必要です。

機密性の高い会議では、

記録を残さずAI支援だけ使う

という運用も可能です。

このような機能も、専用AI議事録を比較する前に確認しておく価値があります。

では専用AI議事録は何のためにある?

Zoom・Teamsがここまでできるなら、

「Nottaなどは何に使う?」

となります。

専用AI議事録が強くなりやすいのは、

会議システムを横断して一つにまとめたい場合

です。

たとえば、

月曜日
→ Zoom

火曜日
→ Teams

水曜日
→ Google Meet

木曜日
→ 対面会議

という会社です。

各ツール内へ記録が分散すると、

Zoomの会議はZoom
TeamsはTeams
対面は別録音

になります。

この状態なら、

全部の会議記録を一つのサービスへ集める

ことに価値があります。

Zoom・Teams・Meetが混在する会社では専用AIが使いやすい

たとえば営業会社で、

自社会議はTeams。

顧客AはZoom。

顧客BはGoogle Meet。

対面商談もある。

というケースです。

この場合、

Teamsの文字起こしが優秀か

だけでは解決しません。

会社として欲しいのは、

全商談を同じ場所へ記録したい

かもしれません。

専用AI議事録を使えば、

Web会議サービスが違っても、

会議記録
↓
要約
↓
タグ
↓
検索
↓
CRM

を一つにまとめられる場合があります。

この「横断管理」が専用サービスの大きな理由になります。

対面会議が多い会社も専用ツールの価値が上がる

Zoom・Teamsの強みは当然、

Zoom会議
Teams会議

です。

しかし会社では、

会議室
顧客訪問
展示会
現場打ち合わせ

などもあります。

この場合、スマートフォンや録音機器から音声を記録してAI議事録へ送れる専用サービスの方が使いやすい場合があります。

つまり、

オンライン会議だけ

ならZoom・Teams。

オンライン+対面をまとめたい

なら専用AI議事録。

という境界があります。

専用AIは「議事録を会社のデータベースにする」とき強くなる

最初は、

今日の会議をまとめたい

だけです。

しかし会議が増えると、

「3か月前の○○社との会議で価格の話をしたのはいつ?」

「過去5回の商談から顧客の懸念だけ抜き出したい」

という使い方になります。

ここでは単純な文字起こしではなく、

過去会議横断検索
フォルダ管理
顧客別整理
話者管理
CRM連携

などが必要になります。

ZoomやTeamsだけでその運用が十分なら専用ツールはいりません。

しかし複数プラットフォームをまたいで管理したいなら、専用AIを比較する意味があります。

CRMへ入れるなら専用AIが有利になる場合がある

営業会社なら、

会議要約
↓
Salesforce

商談タスク
↓
HubSpot

という使い方をしたいかもしれません。

この場合、

Teamsで文字起こし
↓
人が要約
↓
CRMへ転記

では手作業が残ります。

専用AI議事録の中には、

会議終了
↓
要約
↓
CRM連携

までできるものがあります。

この場合に払うのは、

文字起こし料金

ではありません。

転記作業を消す料金

です。

会議数が少ないならZoom・Teamsだけで十分になりやすい

たとえば、

月4回
全部Teams
議事録は社内確認用

なら、

Teamsの文字起こし・Recap等で足りる可能性が高いでしょう。

さらにTeams PremiumまたはMicrosoft Copilotをすでに契約しているなら、Intelligent Recapまで使えます。

ここへ専用AI議事録を追加しても、

月数十分しか減らない

のであれば、二重課金になる可能性があります。

会議が多くてもZoomだけならAI Companionで足りる可能性がある

会議月50回でも、

全部Zoom。

Zoom Workplace Pro以上。

Meeting Summaryを利用。

という会社なら、別のAI議事録サービスを追加しなくてもよい可能性があります。

Zoom AI Companionでは会議後のAIサマリーやトランスクリプト保持・検索が可能です。

つまり、

会議回数が多い=専用AI議事録

ではありません。

今の会議システムのAIでどこまで人の作業を消せるか

を見ます。

専用AIを追加しやすいのはこの5ケース

1.Zoom・Teams・Meetが混在

記録を一か所にまとめたい。

2.対面会議も多い

Web会議以外も同じ仕組みで残したい。

3.CRMへ自動連携したい

議事録後の転記をなくしたい。

4.過去会議を横断検索したい

会議システムごとに分散させたくない。

5.既存のZoom・Teams機能では修正作業が多い

専門用語、話者識別、議事録形式などで専用ツールの方が大きく時短できる。

この条件があるなら比較する価値があります。

逆に専用AI議事録がいらない会社

次のような場合です。

  • 会議はほぼZoomだけ
  • Zoom AI Companionで要約まで足りる
  • 会議はほぼTeamsだけ
  • Teams Recap・Copilotで足りる
  • 対面会議がほとんどない
  • CRM連携不要
  • 過去会議の横断検索不要
  • 会議後の人の作業がすでに少ない
  • 専用ツールを入れても月数十分しか減らない

この状態なら、まず今の環境を使い切った方がよいでしょう。

文字起こしだけ標準機能、要約だけChatGPTという方法もある

専用AI議事録を使わず、

Zoom・Teams
↓
文字起こし

その文字起こしを、

ChatGPT
Claude
Gemini

へ入れて、

「決定事項・担当・期限を整理して」

と依頼する方法もあります。

すでに汎用AIへ課金している会社なら、追加費用を抑えられます。

ただし、

毎回トランスクリプトを取得
↓
AIへ入れる
↓
要約をコピー
↓
共有

を何十回も繰り返すようになったら、専用AIの方が効率的になる可能性があります。

判断表|Zoom・Teamsがあれば専用AI議事録はいらない?

状態判断
Zoomのみ利用まずAI Companionを確認
Teamsのみ利用まずRecap・Copilotを確認
月数回の会議既存機能で十分な可能性大
Zoom Pro以上を契約Meeting Summaryを先に試す
Teams Premium利用Intelligent Recapを先に試す
Microsoft Copilot利用専用ツールとの重複を確認
Zoom・Teams・Meet混在専用AI候補
対面会議が多い専用AI候補
CRM自動連携が必要専用AI候補
過去会議を横断検索したい専用AI候補
既存機能で議事録作業がほぼゼロ追加不要
毎回コピー・転記が多い専用AIを比較

結論|Zoom・Teamsで議事録業務が終わるなら追加不要。専用AIは「会議を横断・連携したい」ときに入れる

ZoomやTeamsには、単純な文字起こしだけでなく、AI議事録に近い機能まで入っています。

Zoom AI CompanionのMeeting Summaryでは、AI要約を作成し、会議後に共有できます。必要に応じてトランスクリプトを保持し、後から検索・ダウンロードすることもできます。

Microsoft Teamsでは録画・文字起こし後のRecapに会議情報が集約され、Teams PremiumやMicrosoft CopilotではIntelligent RecapやCopilotによる要約・アクション項目整理を利用できます。

そのため、

会社の会議がZoomだけ
または
Teamsだけ

で、

文字起こし
要約
保存
共有

まで今の環境で足りるなら、

AI議事録専用サービスは基本的に追加しなくて構いません。

専用AI議事録を検討するのは、

Zoom
Teams
Google Meet
対面

が混在し、

すべての会議を一つに集めたい

場合。

または、

会議
↓
AI要約
↓
CRM
↓
タスク

までつなげ、

会議後の転記作業そのものをなくしたい

場合です。

つまり比較するのは、

Zoom・Teamsの文字起こし精度
対
専用AIの文字起こし精度

だけではありません。

本当の境界は、

既存の会議ツールだけで議事録業務が終わるか。

終わるなら追加不要。

まだ、

コピー
転記
別サービスへのアップロード
複数会議ツールの行き来
過去会議探し

が大量に残るなら専用AIを比較する。

この順番なら、すでにZoomやMicrosoftへ料金を払っている会社が、同じ機能へもう一度課金するのを避けやすくなります。

次に読む記事

Zoom・Teamsの機能だけではなく、無料AI議事録との違いも含めて有料化を考えたい場合は、

「AI議事録は無料版で十分?有料版にする判断基準」

を確認してみてください。

Zoom・Teamsの文字起こしをChatGPTへ入れて議事録を作れば十分なのか迷っている場合は、

「ChatGPTで議事録を作れば十分?AI議事録サービスを別に契約する判断基準」

も判断材料になります。

複数のWeb会議・対面会議をまとめるため専用ツールへ進む場合は、

「AI議事録に課金するならどれ?Notta・Fireflies・Zoom・Teamsの選び方」

へ進むと、既存会議ツールとの重複まで含めて選べます。

出典

Zoom AI CompanionのMeeting Summaryは、会議音声をもとにAIサマリーを作成し、会議後にメールやZoom Chatへ共有できます。Zoom Workplace Pro以上等が対象です。

ZoomではMeeting Summary用に保持したトランスクリプトを検索・ダウンロード・削除できます。

Zoom AI Companionは、条件を満たすアカウントではGoogle Meet・Microsoft Teamsなど第三者会議にも参加して文字起こし・要約を作成できます。

Microsoft TeamsではRecapから録画・トランスクリプト・共有資料等を確認でき、Teams PremiumまたはMicrosoft CopilotではIntelligent Recapを利用できます。

Microsoft 365 CopilotはTeams会議の主要論点、発言者、アクション項目等を整理し、会議中・会議後に質問できます。

この記事は2026年8月25日時点のZoom・Microsoft公式情報をもとに作成しています。利用可能機能は契約プラン・管理者設定等によって異なるため、実際の導入時には現在利用中プランで利用できる機能を確認してください。